私は2度、ビザの面接に落ちた

POSTED BY トム

アメリカ入門

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ビザの面接?

アメリカに91日以上滞在する場合、ビザの取得が必要です。ビザには沢山の種類がありますが、大きく分けると「移民ビザ」と「非移民ビザ」の2つです。
留学や駐在目的で渡米する方は「非移民ビザ」を取得する事になります。留学の場合はF, J, M, Oのいずれか、駐在の場合はB1, E1/2, H1B, H2A/B, I, Lのいずれに該当する人がほとんどでしょう。
いずれにせよ、東京であれば赤坂にあるアメリカ大使館、その他全国に数カ所ある領事館に赴いて英語で面接を受け、合格することがビザ取得の条件となります。

簡単な私のプロフィール

・取得はE2ビザ
・男性
・面接当時20代後半
・面接当時転職後2ヶ月目
・面接当時英語力はTOEIC600-650相当
・大学は文系、留学経験なし

どうせなので私の簡単な生い立ちから説明しましょう。どうでもいいと思う方は次のセクションへ読み飛ばしてください。

– 創世記
私は北海道で生まれまして、牧場と畑と温泉があるような丘の上の小さな町で18年暮らしておりました。小学生から中学生の頃にかけて、当時Appleから初代iMacが発売され、友達の親が持っていたグリーンのiMacを触らせて貰ったのが今のエンジニアとしてのキャリアの始まりだったような気がします。その後自宅にもインディゴのiMacを買い、ビデオカメラで撮った映像編集にハマったり、携帯を持ってなかったので当時の彼女と毎晩メールしたりとフル活用していた記憶があります。

その後、家から近いという理由と、ある程度パソコン使えるからという理由で高専という5年生の学校に入学し、情報工学を学びました。プログラミングとか機械語とかアルゴリズムとかそんなんです。しかし、3年の頃にふと外国語を学びたいという思いが強くなり、突如として大学入試を受けて高専を辞めました。
そして18歳のとき、東京へやってきました。思い立ってから2ヶ月半後のことです。今思えばこの時、親には迷惑をかけたなと反省しております。ちなみに外国語は英語ではなくドイツ語にしました。

iMac Indigo

当時のiMac

– 大学
大学時代、当時またAppleが初代iPhoneを世に出しました。発表当初は使い物になるのか懐疑的だったのですが、いざ発売日に手に取って見ると、あまりのタッチパネルのクオリティの高さ、洗練されたUX, UI に感動してその場で購入してました。まだ日本語環境はひどいものでしたけどね。さらに、当時はジョーク系のアプリがほとんどで、まだまだちゃんとしたアプリが世に出回っていませんでした。そこで、これはお金が稼げそうだと思い、そこから4, 5個アプリを作って世に出しました。ジャンルはゲームだったりユーティリティ系だったり色々でした。書籍もまだ全部英語しかなかったり、外部のライブラリ系もほとんどなくて苦労したのを覚えてます。ということで、一旦文系へ移ったものの、またITに戻ってきたのがこのタイミングです。

iPhone 3GS

当時のiPhone3GS

– 社会人
そして社会人になり、1年目はiOSデベロッパー、そしてすぐ転職して2-4年目はネットワークセキュリティエンジニアとして働いてました。本当に全部楽しかったです。

2社目の会社は特にやめるつもりはなかったのですが、当時朝、普通に働いている時に同僚が近づいてきて、何も喋らずiPhoneの画面を見せてきました。「アメリカで働くとか興味ない?」ディスプレイにはそう表示されておりました。とりあえず急な話すぎて多少頭の処理が追いついていなかったものの、サムズアップで応えました。その後細かい話や今のうちのCOO等の面接等を経て、本当にアメリカでエンジニアとして働くという流れになったのです。

そして面接へ

・3回目でやっと合格
・ただし条件付きで期間が短い

ビザの面接を控えている皆様、正直ビザの種類にもよるのですが、「取得は簡単で誰でも受かる」そう聞いているんじゃないでしょうか?実際そうです。ほとんどの人が1度で受かるんです。しかし、たまには例外がいるということを忘れないでください。この世に100%なんてないんです。98%だとしても、どこかに2%がいるんです。それが僕です。

– 1度目の面接での失敗は英語力/コミュニケーションミス

この時面接でしくじったのは「マネジメント経験」の受け答えです。大使館のロビーで待つこと30分、やっと面接ブースに呼ばれ、簡単な挨拶を交わしていざ面接がスタートしたのですが、面接官が開口一番「マネジメント経験はあるか」と聞いてきました。これに対して私は「NO」と答えたんです。この時点でMission Failです。そもそもE2ビザというのは、投資家/経営層向けのビザなので、マネジメント経験がないなんてことはありえないんです。つまり、「NO」なんてありえないんです。面接官もびっくりしてました。「you said NO?」って。じゃあなぜ私が「NO」と答えたのか、それは「経営者としての経験」、CEO, CFO, COOとかその類だと思って「NO」と答えてしまったんです。本来は一般的なマネージャーとしての経験を問われているだけのに。
この受け答えによって、一気に雲行きが怪しくなり、面接官の質問も私の素質を疑うような質問ばかりになってしまいました。「転職後たった2ヶ月しかたってないのに何をする気だ?」「Bachelor of Artなのにエンジニア?」(アメリカでは考えにくいってのもありますが)等々、何度もバックオフィスに戻って書類を確認しては質問をするという感じです。そして結局結果はその場で「REJECT」。理由はテンプレで「本人に素質・資格」がないというものでした。六本木通りを呆然と歩いて帰ったのを覚えてます。

Reject Doc

当時のReject書類

– 2度目のトライは書類不備でREJECT

1度目の面接から数ヶ月、再度赤坂のアメリカ大使館でやってきた私ですが、今回はシンプルに書類が足りないと言われ、一瞬でREJECTされました。前回そんな書類求められていないのに。そう抗議してもダメです。結構面接官の裁量が大きいようで、当たり外れがあるということを学びました。

– 3度目のトライで合格

さて、1度目のREJECTを受けた後、移民弁護の方に「この失敗をどうひっくり返したら良いか」と相談したのですが、彼の回答は「いや、大使館側もそんな履歴取ってないから気にしなくてもいいよ。大丈夫。突っ込んでこないから、前回のことは気にせず基本的なやりとりを間違えないように」というものでした。

そして訪れた3度目のアメリカ大使館、初回の面接から早4ヶ月が過ぎてのことです。面接官は前回とは違う白人の方、もう後はないとドキドキしながら窓口へ向かい、簡単な挨拶を交わし、面接官の口から出てきた最初の質問は「で、前回REJECTされてるのに何しにきたの?」でした。正直この時心の中で「やっぱり聞かれるじゃねええかああ」と叫びました。ただ一旦落ち着いて、「前回はこうこうこういう認識の齟齬があって、NOと答えてしまったんだ。本当はYESだよ」と答えたところ、難なく次に進めました。その後、前回の面接では聞かれなかった内容の質問をたくさん受けました。会社の売り上げ目標や簡単な事業戦略、その中で自分が果たす役割、なぜ自分でなければいけないのか、ざっくりこんな感じです。英語力がないものの、とりあえず必死に説明しましたおかげか、特にすごいツッコミは受けませんでした。ただ残念なことに、当時まだ会社がスタートしたばかりで小規模だったこと、さらに事業が安定するまでは様子を見る必要があるという判断で、本来5年のビザを2年に短縮されてしまいました。まぁ、REJECTよりは100倍ましですね!
その後1週間して、手元に無事ビザ付きのPASSPORTが届きました

E2 ビザ

まとめ

・面接は面接官の裁量が大きい
・ちゃんと全ての面接の履歴は残っている

おまけ

ちなみに赤坂のアメリカ大使館に行かれる方、東京メトロ溜池山王駅からの地下通路で近くまで来られる場合は、11-13番出口の通路にコインロッカーがあった記憶があるので、そこで持ち物の大半を置いてしまった方が良いです。また大使館内には提出書類以外、携帯やバッグは持ち込めないので、何か情報を持ち込みたければポケットに収まる紙が良いでしょう。あと、時間は朝イチがベストです。建物の中に入るまでも結構行列で、中に入って書類を提出してから待つ時間も結構長いので、なるべく空いてる時間が良いです。

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WRITER

トム

北海道生まれの30歳独身ITエンジニア 2017年からアメリカ在住。やっと英語/習慣/文化に慣れてきた頃合いです。学生の頃はドイツ語を学んでいましたが、今はもう喋れません。 好きなスポーツはテニス。好きな乗り物はバイク。好きな猫はロシアンブルー。好きな国はロシア。好きなアメリカの町はサンフランシスコ。好きなドラマはBig Bang Theory。

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