アメリカ携帯会社T-Mobileをプロが徹底解説!(2022年版)

アメリカのスマホ

『T-Mobile』という会社の名前を新聞やニュースなどで聞いたことのある方もいることでしょう。アメリカの通信会社の大手企業ですが、日本でいうソフトバンク・docomo・auは通信業界の三大キャリアといわれ、アメリカ合衆国でこのT-Mobileがその位置付けであるといえばわかりやすいでしょうか。

 

過去にはアメリカでの通信業界において、第4位だったといわれるT-Mobileですが、大きな躍進を遂げ、現在では第3位に並ぶ人気キャリアと成長しました。(2022年2月加筆:契約者数では2022年2月現在、第2位に浮上しました、理由は後ほど後述します。)今回はこれからアメリカ留学や、駐在をする方に向けて、知っておいて損はないアメリカ携帯会社T-Mobileの人気の理由についてご紹介していきたいと思います。

 

執筆は2019年12月、2022年2月現在加筆修正を加えております。ここでご紹介するT-Mobileの利用条件やプラン等は、一切の予告なく変更になる可能性がありますので、詳しくはお申込み前にT-Mobileのホームページ上の情報よりご確認をお願い致します。

T-Mobileの紹介

T-Mobile Logo

まず『T-Mobile』という会社について簡単にご説明したいと思います。2015年10月にNASDAQへ上場した愛称『T-Mobile』で知られる“T-Mobile US”。本社をアメリカワシントン州ベルビューに置き直近のデータでは、2019年の加入者数は8310万回線とされ、膨大なユーザーを確保しているアメリカを代表する通信キャリアとなっています。

 

アメリカでの通信キャリア業界の位置付けとしては、
・ベライゾン
・AT&T
・T-Mobile US
といった並びとなっています。

 

通信キャリアを選択する上で、ユーザーが一番気になる“ネットワーク面”ですが、現在アメリカ最大の5Gネットワーク網を構築しているという話があります。今後の見通しとして世界的に5G競争が現実になることは明らかで、T-Mobileに次ぐ第4位とされる“Sprint社”との合併も既に発表しており、今後の通信業界において更にT-Mobileへの関心が高まることが予測されます。(2020年にSprintと合併したT-Mobileは契約者数で業界第2位だったAT&Tを抜いて2番手のポジションとなりました。)

T-Mobileオススメポイント1:料金

日本円とアメリカドル

T-Mobileでは日本の3大携帯キャリアのような2年契約ではなく、買い切りタイプの“プリペイドプラン”が充実しており、通話やデータ通信の使い過ぎを抑えることができる点や、とんでもない請求がくることがないといった不安要素がない面が大きな魅力といえます。

 

現在取り扱われているプリペイドプランでは月額40ドル(3GB)・50ドル(5GB)・60ドル(10GB)プランの3パターンが用意されています。また2019年11月7日にはSprint社との合併を将来的に行いながら、人々が自由な携帯生活を送るのをアシストするアンキャリア施策を発表し、その一部として5Gの全国展開の開始や、月額30ドルの新プリペイドプランも発表されました。(2022年加筆、Sprintと合併後、2022年2月現在、プランがMagentaプランに統一され、月額60ドル(50GB)・70ドル(100GB)・85ドル(Unlimited)に変更されています。利用できる容量が増えた分、月額料金が上がっています。)

 

・AT&T、Verizonとの比較

競合率の高いメインキャリアとして知られる“AT&T”と“Verizon”との価格差も気になるポイントですが、この2社に比べ、月額料金では約20~30%ほど安いといわれています。また今後の展開として、将来的に各社で5Gネットワークが主流になることは明らかですが、そのなかでもT-Mobileでは今のところ現行プラン以上の追加料金としての加算はせずという方針も固めているようで、現在ユーザーのお財布に最も優しいのがT-Mobileなのかも知れません。(2022年加筆、Sprintとの合併後、T-Mobileの料金が全体的に上がったため、VerizonやAT&Tとそう変わらない値段帯になったと感じます。)

T-Mobileオススメポイント2:通信速度

5Gのイメージ

T-Mobileの過去として、ネットワークのカバー範囲が狭かったというネガティブな点がありましたが、ジョン・レジャー氏が2012年にCEOに就任し大胆な施策を打ち出した中に、カバーエリアはもちろんのこと、ユーザーにとって非常に重要な通信速度の改善も組み込まれたことで大きな話題となりました。

 

現在のT-Mobile回線は高速4G-LTEが主流で快適にインターネットが楽しめるのも魅力となっています。もちろんPCなど他デバイスへのテザリングも可能です。

 

実際にアメリカへ滞在した方のお話もご紹介しましょう。

 

『今回はサンフランシスコ、ラスベガスでそれぞれ1週間ずつ使ったが、都市部だったこともあり速度やエリアは申し分なし。PCにテザリングしてYouTubeを見る、というような回線速度が必要な使い方でもストレスは感じなかった』

(参照記事:Business Insider − https://www.businessinsider.jp/post-189812

 

また通信業界の先駆けとして、5Gネットワークサービスをアメリカ全土を対象に2019年12月6日に開始すると公表したことでも大きな反響を得ています。

 

・ユーザーの声、ブログなどでの紹介情報

では実際にT-Mobile回線を手にしたユーザーの声もご紹介したいと思います。

 

『T-MobileのSIMはお買い得。AT&TのSIMよりも、WiFiルーターよりも全然安い。スピードも十分です。5日間の滞在中、何の問題もなく使うことができました。次回からT-Mobile一択ですね。』

(参照記事:4travel − https://4travel.jp/travelogue/11181211

T-Mobileオススメポイント3:海外ローミング

日本でT-Mobileの携帯を使う日本人駐在員の奥様

・追加料金無しで2G回線が日本で利用できる

普段の生活で欠かすことのできないスマートフォンですが、海外の利用に関する問題が浮上するのもありがちな話です。「国外に出たらこのSIMは使えない。」「でも地図や連絡をとるためにもスマホが使えないのはかなり困る…」と、普段は便利なスマートフォンもデータエリア圏外となってしまうのはとても厄介な問題となってしまいます。

 

しかし、T-Mobile回線であれば、SIM交換をすることなくそのまま日本でも使え、2G高速回線(常時128Kbps)が無料で使用できるというメリットは是非知っておいてほしいと思います。LINEのやりとりなどであれば問題なく使えます。大量のデータを消費する動画系のサービスは厳しいですが、Wi-Fi環境下であればもちろん使えます。移動中は簡単なやりとりをLINEなどでして、会社や家やカフェなどWi-Fi環境がある場所と組み合わせて利用すればそこまで大きなストレスなく通信が使えますよ。

 

インターネットやLINEなどのデータ制限は気にすることなく無制限、かつテキストメッセージも利用できるなどの魅力からT-Mobileを選択するユーザーも少なくないようです。一時帰国や滞在、留学する際に非常に役立つこと間違いないといえるでしょう。

 

『T-Mobileは、世界140か国以上で、自分の携帯をそのまま使えるという特典がある。最近、T-Mobileに変えたのも、日本でWifiルーターを借りることなく、そのまま使用できるということに魅力を感じたからだ。データは2G保証ということで、メール送受信しかできないのではないかと心配もしたが、日本ではソフトバンクと提携しているようで、ほぼ常時3G以上で使用できた。』

(参照記事:True Joy of Life − https://ameblo.jp/makizo0323/entry-12165244883.html

T-Mobileオススメポイント4:日本でも契約できる(2021年に提供停止済)

アメスマホームページ

以前はT-Mobileとの契約をアメスマ経由でできていたのですが、2021年にT-MobileとSprintの合併による代理店システムの変更により、日本でT-Mobileの契約ができなくなってしまいました。では実際に日本にいる間、渡航前にアメリカ現地のスマホ・SIMを準備しておきたい場合、どのように契約するかですが、引き続き、おすすめはアメスマを経由しての契約となっております。

 

通常であれば、「現地のショップで契約が必要になるのでは?」と考えますが、短期・長期問わず、アメリカ現地の携帯サービスがスマートフォン(オンライン)上で契約を完結することができます。

 

↓日本でアメリカ携帯・SIMを準備したい方はこちら↓

アメスマのホームページ

 

契約に必要な準備物として、

・アメリカで使用するスマートフォン(SIMフリーの必要あり)

・支払いに使用するクレジットカード

これだけがあれば、あとはオンラインで申し込みが可能です。アメリカSIM・携帯電話通販サイトのアメスマでは英語に慣れない方でも日本語表記となっているため、安心してアメリカ現地のSIMを手にすることが出来ます。

 

アメスマであれば対応するSIMフリースマホをお持ちで無い場合でも、機種販売もあるため準備がスムーズです。

T-Mobileオススメポイント5:日本のiPhoneがそのまま使える

iPhone 11

さらにT-Mobileオススメのポイントが、対応端末です。現在の日本で販売されているスマートフォンには、android・iPhoneがあるのはご存知でしょう。シェア率はどちらが高いかというと、iPhoneが約5割というデータがあります。iPhone人気は根強いですね。特に若い世代のユーザーになればなるほど、ほぼiPhoneが主流ともいわれており、実際に電車や人が多い場所でiPhoneを片手にしている方の方が多くみられると言っても良いほど、日本でのiPhoneシェア率は高めとなっています。

 

便利なのが、日本のiPhoneをそのままT-Mobileでも利用できる点です。一点だけ注意することがあるとすると、そのiPhoneはSIMフリーの状態でなければいけないというところです。

 

・SIMロック解除について

2015年5月以降に発売されたiPhoneやandroidなどのスマートフォン端末は、契約から90日以上で自由にSIMロック解除をすることが可能です。過去には購入者のみしかSIMロック解除が出来なかったのですが、現在では、中古販売で購入または他人から譲渡された端末でもSIMロック解除が出来るようになりました。

 

NTTドコモではウェブ上でSIMロック解除が可能ですが、auやソフトバンクキャリアの場合は店頭での解除が必要になります。事前にご自身が契約されている通信キャリアのSIMロック解除の手順を踏んでおきましょう。

まとめ

今回は、アメリカへの滞在や海外赴任で必要不可欠なスマートフォンを使用できるアメリカの携帯会社T-Mobileについて、オススメポイントをまとめてご紹介しました。

 

スマホは無くてはならない情報ツールですが、ユーザーとしてはプラン料金や通信速度が重要となります。アメリカでも日本と同じように人気キャリアは存在し、そのなかでもT-Mobileは料金の安さ、簡単に手続きできる手軽さ、通信によるストレスフリーの快適さから、多くの日本人留学生や駐在員に人気を得ているキャリアであることはお分かりいただけたのではないでしょうか。

海外への準備でバタバタしていると、準備することさえついつい忘れてしまいがちなスマートフォンの準備ですが、いざ渡航先で青ざめないためにも是非最優先で準備しておくべきといえます。アメスマではアメリカ現地のSIMカードの契約が日本でできるので、ぜひアメリカへの留学、滞在の際にはご検討ください!

 

それでは皆さん、良い旅を、ボンボヤージュ!

 

最後にアメスマでは、YouTubeチャンネルで渡米時に必要となる情報やアメリカ現地での生活お役立ち情報を定期的にアップしていますので、ぜひそちらの動画もチェックいただけると嬉しいです。

 

アメスマYouTubeチャンネル

 

アメスマPR

 

WRITER

【🇺🇸生活、起業、経営、投資情報発信】アメスマ社長@テキサス州ダラス。MBO&事業売却後、日米4社オーナー経営中。慶應/UC Irvine交換留学。🇺🇸11年目、Accredited Investor、投資先は米国医療機器ベンチャー。NuFund、Link-J所属。趣味:旅、サッカー、テニス、ポーカー、グルメ

T-Mobile Logo

アメリカ携帯会社T-Mobileをプロが徹底解説!(2022年版)

お友達に記事をシェア

T-Mobile Logo

この記事を気に入ったら
いいね!しよう

アメスマの最新情報をお届けします。