アメリカ祝日&休日【2023年版】|在米駐在員の祝日はいつ?全州の祝日も一挙紹介!

アメリカ生活

1番好きな日本の祝日は?と聞かれて、みなさんは何の日を想像しますか?日本人だとゴールデンウィークやお正月を挙げる人も多いと思いますが、アメリカでは事情が違います。例えば、お正月はほとんどお祝いムードなく、元日の次の日から学校や仕事があったりします。アメリカと日本では祝日の数やタイミングが全く違うわけですが、今回は、そんな日本と違うアメリカの祝日2023年版を連邦の祝日、そして全州の祝日について全てご紹介していきます。

アメリカ祝日カレンダー

カレンダー

連邦祝日(Federal Holiday)の一覧が米国連邦政府が運営するウェブサイトに掲載されています、2023年の祝日は以下の通りです。

 

・1月1日(日曜日):New Year’s Day(元日、本来1日が休みですが、2023年は1月1日が日曜になるため、2日月曜が振替休日となります。)

・1月16日(月曜日):Birthday of Martin Luther King, Jr.(キング牧師の誕生日)

・2月20日(月曜日):Washington’s Birthday(ジョージ・ワシントン大統領の誕生日)

・5月29日(月曜日):Memorial Day(戦没将兵追悼記念日)

・6月16日(金曜日):Juneteenth(ジューン・ティーンス)

※2021年6月17日にバイデン政権時に新しく誕生した連邦の祝日ですが、州によっては祝日となっていないところもありますので、詳細は下記にご紹介する各州の祝日をご参照ください。

・7月4日(火曜日):Independence Day (独立記念日)

・9月4日(月曜日):Labor Day(労働者の日)

・10月9日(月曜日):Columbus Day(コロンブス記念日)

・11月11日(土曜日):Veterans Day(退役軍人の日、本来11日が休みですが、2023年は11月11日が土曜になるため、10日金曜が振替休日となります。)

・11月23日(木曜日):Thanksgiving Day(感謝祭)

・12月25日(月曜日):Christmas Day(キリスト降誕祭)

 

元日やクリスマスは日本でもおなじみの祝日ですが、ほかの祝日は聞いたことがないものも多いかと思います。それぞれに意味や歴史があってそれを知るのも面白いですよね。また、日本でおなじみの元日とクリスマスも祝い方が違ったりと、日本との違いを楽しむのもアメリカでの生活が楽しくなる要因の一つですね。それぞれの祝日の歴史については、後ほどご紹介する『各祝日の歴史』をご覧ください。

州ごとに違う祝日があるってホント?

USA

全米で共通の祝日の他に、State Holidaysといって州が定める独自の祝日が存在します。でも、すべての祝日が休みになるわけではありません。そこで、州ごとの休日を調べてみました。(〇〇(州名)〜 state holidays と検索していただくとその州の公式ホームページに飛べるので、そこから簡単に調べることができます。それと、祝日が土曜日の場合には金曜日に、日曜日の場合は月曜日に振り替えになります。)

 

アラバマ州の2023年の休日

・2月21日(火曜日):Mardi Gras(マルディグラ)

・4月24日(月曜日):Confederate Memorial Day(南軍戦没将兵追悼記念日)

・6月5日(月曜日):Jefferson Davis’s Birthday(ジェファーソン・デイビスの誕生日)

・12月1日(金曜日):Mrs. Rosa L. Parks Day(ローザ・パークの日)

出典元:アラバマ州ウェブサイト

 

アラスカ州の2023年の休日

・3月27日(月曜日):Seward’s Day(スワード記念日)

・10月18日(水曜日):Alaska Day(アラスカの日)

出典元:アラスカ州ウェブサイト

 

アリゾナ州の2023年の休日

アリゾナ州の特別な休日はありません。

出典元:アリゾナ州ウェブサイト

 

アーカンソー州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(月曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:アーカンソー州ウェブサイト

 

カリフォルニア州の2023年の休日

・3月31日(金曜日):Cesar Chaves Day(セザール・チャベスの日)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:カリフォルニア州ウェブサイト

 

コロラド州の2023年の休日

・10月2日(月曜日):Frances Xavier Cabrini Day(フランシス・エグザビャ・キャブリニの日)

出典元:コロラド州ウェブサイト

 

コネチカット州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

出典元:コネチカット州ウェブサイト

 

デラウェア州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:デラウェア州ウェブサイト

 

ワシントンD.C.の2023年の休日

・4月17日(金曜日):DC Emancipation Day(DC 解放記念日)

・10月9日(月曜日):Indigenous people’s Day(先住民の日)

出典元:ワシントンD.C.ウェブサイト

 

フロリダ州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:フロリダ州ウェブサイト

 

ジョージア州の2023年の休日

・ジョージア州の特別な休日はありません。

出典元:ジョージア州ウェブサイト

 

ハワイ州の2023年の休日

・3月27日(月曜日):Prince Jonah Kuhio Kalanianaole Day(クヒオ王子の日)

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・6月12日(金曜日):King Kamehameha I Day(カメハメハ1世の日)

・8月18日(金曜日):Statehood Day(ハワイ州昇格記念日)

出典元:ハワイ州ウェブサイト

 

アイダホ州の2023年の休日

・アイダホ州の特別な休日はありません。

出典元:アイダホ州ウェブサイト

 

イリノイ州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:イリノイ州ウェブサイト

 

インディアナ州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

出典元:インディアナ州ウェブサイト

 

アイオワ州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭)

出典元:アイオワ州ウェブサイト

 

カンザス州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭)

出典元:カンザス州ウェブサイト

 

ケンタッキー州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(月曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:ケンタッキー州ウェブサイト

 

ルイジアナ州の2023年の休日

・2月21日(火曜日):Mardi Gras(マルディグラ)

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

出典元:ルイジアナ州ウェブサイト

 

メイン州の2023年の休日

・4月17日(月曜日):Patriot’s Day(パトリオットの日)

・10月9日(月曜日):Indigenous Peoples Day(先住民の日)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:メイン州ウェブサイト

 

メリーランド州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):American Indian Heritage Day(アメリカンインディアン遺産記念日)

出典元:メリーランド州ウェブサイト

 

マサチューセッツ州の2023年の休日

・4月17日(月曜日):Patriot’s Day(パトリオットの日)

出典元:マサチューセッツ州ウェブサイト

 

ミシガン州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(月曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:ミシガン州ウェブサイト

 

ミネソタ州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:ミネソタ州ウェブサイト

 

ミシシッピ州の2023年の休日

・ミシシッピ州の特別な休日はありません。

出典元:ミシシッピ州ウェブサイト

 

ミズーリ州の2023年の休日

・2月13日(月曜日):Lincoln Day(リンカーンの日)

・5月8日(月曜日):Truman Day(トゥルーマンの日)

出典元:ミズーリ州ウェブサイト

 

モンタナ州の2023年の休日

・モンタナ州の特別な休日はありません。

出典元:モンタナ州ウェブサイト

 

ネブラスカ州の2023年の休日

・4月28日(金曜日):Arbor Day(植樹祭)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:ネブラスカ州ウェブサイト

 

ネバダ州の2023年の休日

・10月27日(金曜日):Nevada Day(ネバダの日)

・11月24日(金曜日):Family Day(家族の日)

出典元:ネバダ州ウェブサイト

 

ニューハンプシャー州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):Family Day(家族の日)

出典元:ニューハンプシャー州ウェブサイト

 

ニュージャージー州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

出典元:ニュージャージー州ウェブサイト

 

ニューメキシコ州の2023年の休日

・10月9日(月曜日):Indigenous Peoples Day(先住民の日)

・11月24日(金曜日):Washington’s Birthday(ジョージ・ワシントン大統領の誕生日、本来連邦で2月20日が休みですが、ニューメキシコ州では独自に2022年2月20日を平日とし、11月24日金曜を振替休日としています。)

出典元:ニューメキシコ州ウェブサイト

 

ニューヨーク州の2023年の休日

・2月13日(月曜日):Lincoln’s Day(リンカーンの日、本来は12日が休みですが、2023年は2月12日が日曜になるため、13日月曜が振替休日となります。)

出典元:ニューヨーク州ウェブサイト

 

ノースカロライナ州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(金曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:ノースカロライナ州ウェブサイト

 

ノースダコタ州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・12月25日(金曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:ノースダコタ州ウェブサイト

 

オハイオ州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:オハイオ州ウェブサイト

 

オクラホマ州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:オクラホマ州ウェブサイト

 

オレゴン州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:オレゴン州ウェブサイト

 

ペンシルベニア州の2022年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:ペンシルベニア州ウェブサイト

 

ロードアイランド州の2023年の休日

・8月14日(月曜日):Victory Day(勝利の日)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:ロードアイランド州ウェブサイト

 

サウスカロライナ州の2023年の休日

・5月10日(水曜日):Confederate memorial Day(南軍戦没将兵追悼記念日)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(月曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります)

出典元:サウスカロライナ州ウェブサイト

 

サウスダコタ州の2023年の休日

・10月9日(月曜日):Native Americans Day(ネイティヴアメリカンの日)

出典元:サウスダコタ州ウェブサイト

 

テネシー州の2023年の休日

・4月7日(金曜日):Good Friday (聖なる金曜日、キリスト復活祭Easterの週の金曜日です。移動型の祝日なので年によって変わります。)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:テネシー州ウェブサイト

 

テキサス州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(月曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:テキサス州ウェブサイト

 

ユタ州の2023年の休日

・7月24日(月曜日):Pioneer Day(開拓記念日)

出典元:ユタ州ウェブサイト

 

バーモント州の2023年の休日

・3月7日(火曜日):Town Meeting Day(タウンミーティングの日)

・8月16日(水曜日):Bennington Battle Day(ベネベントの戦いの日)

出典元:バーモント州ウェブサイト

 

バージニア州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

・12月25日(金曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:バージニア州ウェブサイト

 

ワシントン州の2023年の休日

・11月24日(金曜日):Native American Heritage Day(ネイティブアメリカン遺産記念日)

出典元:ワシントン州ウェブサイト

 

ウエストバージニア州の2023年の休日

・6月20日(火曜日):West Virginia Day(ウエストバージニアの日)

・11月24日(金曜日):After Thanksgiving Day(感謝祭の翌日)

出典元:ウエストバージニア州ウェブサイト

 

ウィスコンシン州の2023年の休日

・12月24日(月曜日):Christmas Eve(クリスマスイブ、本来は24日が休みですが、2023年は12月24日が日曜になるため、25日月曜が振替休日となり、クリスマスが26日に振替休日となります。)

出典元:ウィスコンシン州ウェブサイト

 

ワイオミング州の2023年の休日

ワイオミング州の特別な休日はありません。

出典元:ワイオミング州ウェブサイト

 

州によって独特な祝日があるのは面白いですよね。他にも、オレゴン州やワシントン州では連邦祝日のコロンブス記念日が休みじゃなかったり、クリスマスの前日(クリスマス・イブ)、サンクスギビング(ブラックフライデー)の次の日が休みだったりします。選挙の日など年によって変わる祝日もあるので、州のウェブサイトを要チェックですね。

 

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各祝日の歴史

ボストン

祝日といっても歴史を知らなければ祝いようがないですし、十分に楽しめませんよね?というわけで、連邦の各祝日の歴史について調べて見ました。

 

Washington’s Birthday(ジョージ・ワシントン大統領の誕生日)

ジョージ・ワシントンはアメリカの初代大統領で、アメリカ革命の際に陸軍の指揮をしてイギリスからの独立を見事勝ち取ったことで有名です。戦後もアメリカのために献身的な活動を続けて、アメリカの1ドル札に印刷されるほど死後も大きな影響力を持っている人です。また、彼は“Father of His (or Our) Country” と人々に呼ばれるほど周りに愛されています。彼は正直者でも有名で、桜の木にまつわる幼少時代のエピソードもアメリカ国内で多く知られています。

ワシントン大統領が当時6歳の時、彼のお父さんから斧をプレゼントとしてもらいました。そして、嬉しくなった彼は早速斧の切れ味を試そうと、木を切ったのですがその木は彼のお父さんが大切にしている桜の木でした。それを知った彼のお父さんは、桜の気を切ったのは誰かとワシントン大統領に聞きました。そして、彼は嘘をつくことなく正直に自分がやったんだと告白しました。それに対して、彼のお父さんは怒るどころか、その正直さには1000本の桜の木以上の価値があると嬉しそうに伝えました。そうやって幼少期から正直者でいることを教えられていた彼は、こんな名言を残しています。”Honesty is always the best policy” (正直であることはいつも最善の策である)。こういった彼の正直さも、国民に好かれる理由の一つですね。

 

Memorial Day(戦没将兵追悼記念日)

その名のとおり、戦争中に戦死してしまったアメリカ軍の男女の兵士さんの名誉を讃えるために1971年に作られた連邦祝日です。メモリアル・デー当日に多くのアメリカ人は、家族とともにお墓や追悼碑を訪れたり、パレードに参加したりします。もともとは、デコレーション・デイと呼ばれており、その由来が南北戦争でアメリカのために戦死された方のお墓に花などを飾るという動きが戦後各地で行われたからです。そのため、その日に花などを飾って敬意を表すということでデコレーション・デイと呼ばれていました。当初は、南北戦争で戦死してしまった人たちへの手向けの日であったが、世界大戦やベトナム戦争など他のアメリカのために戦った戦争での戦没兵にも栄誉を讃える日になりました。

 

Independence Day(独立記念日)

1776年7月4日は、イギリスの植民地であったアメリカが独立した日です。アメリカ建国を祝うために1941年に連邦祝日になりました。しかし、アメリカの独立を祝う伝統は18世紀のアメリカ革命の時から続いていました。この日は、各地でフェスティバルやパレードが行われて、花火も上がります。その他にもコンサートがあったり、家族で集まってバーベキューをしたりして祝うのが習慣です。

 

Labor Day(労働者の日)

この日は、アメリカで働く人の社会貢献と、その功績を讃える祝日です。もともとは、19世紀後半の労働運動という当時の劣悪な労働環境の改善を訴える運動から始まったもので、1894年に連邦祝日として認められました。さらにこの日は夏の終わりの象徴でもあり、多くの人々はパーティーやパレードをしてお祝いをします。

 

Columbus Day(コロンブス記念日)

1492年にクリストファー・コロンブスの最初のアメリカ大陸の発見を祝う日です。18世紀に非公式でいくつかの市で彼の偉業を祝っておりましたが、その頃は連邦祝日ではありませんでした。しかし、その後同郷人としてイタリアン・アメリカ人がコロンブスの航海の成功を讃えるなどして、1937年に正式な連邦祝日になりました。厳密に説明すると、彼が最初にたどり着いたのは現在のバハマ諸島なので、彼が最初にアメリカ大陸を“発見”されたかは大きな議論が起きています。アメリカを最初に発見したのはアメリカの先住民であって、コロンブスではないので、コロンブス記念日の代わりにアメリカの先住民を祝うべきだ。という主張が各地であります。州によっては、アメリカ先住民の日が存在したり、コロンブス記念日と同時に祝ったりします。

 

Veterans Day(退役軍人の日)

1919年11月11日の、第一次世界大戦の終戦を祝福するための日で、メモリアル・デーとは異なり、戦死してしまった、もしくは“今でも生きている”アメリカの軍人の国に対する貢献と栄光を讃える日です。そして、1938年に公式に連邦祝日になりました。人々は、第一次世界大戦で全てが終わり平和が訪れると思っていたので、その後にも戦争が絶えずに起きてしまったことは残念ですが、全ての戦争で平和のために亡くなった人たちの名誉はこうして祝日とすることで今も守り続けられています。

 

Thanksgiving Day(感謝祭)

1621年に、プリマスの人々とワンパノアグのインディアンが秋の収穫祭を共に行ったことが植民地での最初の感謝祭として広く知られています。プリマスの人々は宗教の信仰の自由を求めて、迫害を受けていたイギリスからアメリカ大陸へと渡っていました。しかし、彼らのほとんどが狩猟であったり農作物を育てる術を知らなかったのです。インディアンの助けがなければ、全員が生き絶えていたかもしれません。そんな感謝を込めて、リンカーン大統領のもと1863年に連邦祝日として祝われることになりました。この日は、アメリカの人々にとってとても重要な日でありどんなに忙しくても遠く離れていても家族のために家に帰って、みんなで日頃から与えられているものに感謝して食卓を囲むというのが伝統です。

 

Christmas Day(キリスト降誕祭)

日本ではカップルのための日として広く知られるクリスマスですが、本来の起源はキリスト教から来ており、イエス・キリストの生誕を祝う日です。アメリカはキリスト教の方が多いので、クリスマスの日は家族で集まったり教会に行ったりと、恋人同士というよりは家族で過ごすというう印象が強いです。1800年代の中頃まで続いた宗教改革が行われる中で、パーティーなど騒いだりする行為がキリスト教信者のする行いではないということから、クリスマスは頻繁に祝われるものではありませんでした。しかし、1870年にユリシーズ・グラント大統領によってクリスマスが連邦祝日になりました。

全米共通の会社員の祝日は;連邦祝日の中のコロンブス記念日だけは祝われない州がありますが、そのほかの連邦祝日は共通のようです。State Holidays のところでご紹介した検索方法で州の公式ホームページを見て、お住まいの州の休みを確認するのが一番確実に休日を調べられる方法だと思います。

おわりに

ワシントンDC

いかがでしたか?祝日はその名の通り祝い事の日なので、歴史を知り、文化的背景を学ぶことで覚えやすくもなるのではないでしょうか。今回の記事が少しでもそのお役に立てたなら幸いです。また、州ごとに独特な祝日があるのも面白くて、アメリカは大きい国だということを再認識させられます。これを機にアメリカの歴史を少しでも多く学び、よりアメリカでの生活が楽しいものになることを心よりお祈りいたします。最後まで記事を読んでくださってありがとうございました。

 

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WRITER

【🇺🇸生活、起業、経営、投資情報発信】アメスマ社長@テキサス州ダラス。MBO&事業売却後、日米4社オーナー経営中。慶應/UC Irvine交換留学。🇺🇸11年目、Accredited Investor、投資先は米国医療機器ベンチャー。NuFund、Link-J所属。趣味:旅、サッカー、テニス、ポーカー、グルメ

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