アメリカSIM・携帯、徹底比較〜アメスマ/ハナセル/H2O【2025年最新版】

アメリカのスマホ

アメリカで使うスマホ

 

アメリカに駐在や留学が決まった方は、渡米する前に色々準備しなければいけないことがあります。長期でアメリカに滞在するにあたり必要になるのがアメリカのビザで、目的や期間に応じて適切なものを取得しなければなりません。それでは、ビザの次に必要となるものは何でしょう?

 

とある専門機関の調査によると、約1,000名のアメリカに行く日本人駐在員にアンケートを取ったところ、アメリカに持ち込みたいもの第一位は「SIM(スマホ・携帯)」という結果が出たそうです。アメリカに到着してからすぐに必要になるSIM(スマホ・携帯)は、ビザと同様、日本で事前にアメリカのネット環境を準備しておくのがオススメです。

 

そこで今回は、アメリカへの駐在や留学で必ず必要になるアメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯)サービスを日本で提供する大手3社を比較し、どのサービスを選ぶのがベストかを徹底検証しながら、各社の評判などもお伝えしていきたいと思います。実際に2019年7月に、それぞれのサービスでアメリカSIMを注文、利用した体験を基に記載させていただき、その後2020年、2021年、2022年に加筆しております。

 

この記事の中盤以降は、アメリカに短期で留学や出張で行かれる方向けのサービス比較をご紹介しています。アメリカに滞在する期間によってオススメのサービスが異なりますので、まずはご自身のアメリカ滞在がどれくらいになるかを把握した上で、この後ご紹介するサービスをお選びいただくことをおすすめします。

 

アメリカでの通信手段選択肢まとめ

アメリカSIMで悩む日本人女性

先ほども上述しましたが、アメリカへの留学や駐在が決まったら、まずビザや現地での生活立ち上げ準備をされると思います。その中でいち早くゲットしておきたいものの中に、スマホ(SIM・携帯)と答える方が近年とても増えています。留学や駐在など、アメリカに長期滞在する中でスマホ(SIM・携帯)を使う時、

 

①日本の携帯会社との携帯電話の契約は維持し、アメリカで利用できる国際ローミングプランに加入する

 

②日本の携帯会社との携帯電話の契約は一時停止、もしくは解約し、アメリカで使用可能なSIMカードを購入する

 

③日本の携帯会社との携帯電話の契約は維持し、フリーWi-FiまたはモバイルWi-Fiをレンタルする

 

のいずれかの選択肢が一般的ではないでしょうか。この中で駐在や留学など長期でアメリカに滞在する時に最も手軽で便利、しかも価格が一番安く済むのが、②日本の携帯会社との携帯電話の契約は一時停止、もしくは解約し、アメリカで使用可能なSIMカードを購入する、という方法でおすすめです。

 

日本でアメリカのSIM(スマホ・携帯電話)を提供しているサービスは、アメスマ、Hanacell、H2Oの3社です。それぞれサービスの違いや特徴がありますので、次の章で、アメリカのSIM(スマホ・携帯電話)サービスを提供する3社についてご紹介していきます。

 

アメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯)、日本語対応大手3社は?

2022年2月現在、アメリカで利用できるSIM(スマホ・携帯電話)サービスで、日本語対応で受け付けている大手3社は、アメスマ、Hanacell、H2Oの3社です。それぞれどんな会社、サービスなのか、早速見ていきましょう。

 

アメスマとは?

アメスマPR

米国の大手携帯会社のVerizon Wireless(ベライゾンワイヤレス)やT-Mobileの一次代理店であるMMTM, Inc.が、駐在や留学する日本人向けに携帯電話関連のサービスを提供しています。2018年までは米国最大手のVerizon Wirelessのスマートフォン販売のみでしたが、現在ではT-MobileネットワークのSIM(スマホ・携帯電話)とVerizon Wireless、AT&TのSIM(スマホ・携帯電話)を米国で提供しています。

 

最大の特徴は、業界最安値、月々$25-で利用できるところです。回線は大手キャリアT-Mobileのネットワークを利用しています。また日本への一時帰国の際に利用できるプランも充実しており、大変お得です。長期でアメリカに行く方にはもってこいのSIM(スマホ・携帯電話)サービスとネット上でも評判です。またVerizonでもサービス提供しており、4G LTE高速データ通信使い放題プランは月々$49.99で利用できます。このプランはウェブサイト上に掲載されていないため、気になる方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

ホームページ:https://amesma.net/

 

Hanacellとは?

Hanacellのホームページ

イギリスに本社を構えるモベルコミュニケーションズが運営するHanacellは、2007年11月に設立され、日本人留学生や駐在員向けに10年以上アメリカでSIM(スマホ・携帯電話)を提供してきました。アメリカのSIM(スマホ・携帯電話)の老舗ブランドです。

 

特徴は、月々$9.99~$79.99まで、利用者のニーズに合わせて幅広いプランを提供しているところです。回線はT-Mobileを利用しています。通話やデータを全く使わず、携帯電話の電話番号だけ保持しておきたい場合は月々$10程度に通信費を節約することができ、評判も良さそうです。あまり普段携帯電話やスマートフォンを使わない方にとっては、お得にアメリカの電話番号を持てるサービスと言えます。

 

カスタマーサポートに力を入れており、インターネットでの評判は上々です。

 

ホームページ:https://www.hanacell.com/

 

H2Oとは?

H2Oのホームページ

アメリカに本社をローカスコミュニケーションズが運営するH2Oは、日本人以外にもアメリカで利用されている格安SIMサービス(MVNO)です。2019年2月までは、日本のKDDIグループの傘下でしたが、米系の携帯電話会社に事業譲渡されることになりました。

 

特徴は、全米でもカバー範囲が広いとされているAT&Tの回線を利用しているため、つながりやすさには定評があるところです。SIMプランも月々$30~とリーズナブルなプランを取り揃えていて、利用者が使いやすい値段で通信を提供しています。

 

ホームページ:https://h2owirelessjapan.com/

 

アメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯)、オススメは?

iPhoneがカフェにおいてある様子

実際に3社のサービスを利用してみた結果は後程ご紹介するとして、アメリカSIM(スマホ・携帯)サービスのオススメ度合いは以下の通りです。

 

【アメスマ】☆☆☆☆☆

【Hanacell】☆☆☆

【H2O】☆☆

 

筆者が上記の通り評価する理由と、それぞれのメリットとデメリットをご紹介していきます。

 

アメリカSIM(スマホ・携帯)サービス、各社のメリット

チェックリスト

各社共通のメリットとしては、日本で注文、受け取りができるため、渡米前に米国で利用できるSIM(スマホ・携帯電話)が準備できるという点です。そのメリット以外でおすすめできるポイントは、以下に紹介する点などがあげられます。

 

【アメスマ】:コスパが圧倒的に高いです。3社の中で唯一、simフリーのiPhoneの取り扱いを行っています。T-Mobile以外にも、月々$49.99でVerizon Wireless(ベライゾンワイヤレス)の4G LTE高速データ通信使い放題プランの販売も行っています。通信量を気にしなくてよいのは、月末の速度低下がなくなるので利用者としてはとても嬉しいですよね。

 

【Hanacell】:月々の料金に関して、サービスラインナップが豊富です。通話もデータ通信も従量課金にはなりますが、月額$9.99~プランを提供しています。

 

【H2O】:AT&T回線を利用しており、カバー範囲の広さには一定の評価があります。

 

アメリカSIM(スマホ・携帯)サービス、各社のデメリット

各社共通して挙げられるデメリットは特にありません。個別のデメリットを見ていきましょう。

 

【アメスマ】:データ利用使用量を確認できるポータルがありません。データ使用量を確認した場合は、サポートにメールで問い合わせを入れるか、iPhone等に付いているデータ量をトラックするアプリを確認しましょう。

 

【Hanacell】:安いプランは従量課金となっており、ぱっと見では安いものの、たくさん電話やデータ通信を利用する方には向きません。通話が1分につき27セントなので、月内に1時間利用すると、月々の基本料金に加えて$16となります。データ通信も最安プランでは1MBにつき27セントなので、スマホで撮影した写真を誰かに送るだけで、毎回数ドル課金されてしまいます。「普通に」通話やデータを使う場合は$50以上のプランに入る必要があり、結果として通信費が高くなる傾向にあります。高速データ通信使い放題プランはアメスマの2倍の$79とかなり高額です。インターネット上でも、ブログの記事などで思っていたより料金が高くなったと書いてある記事もあり、ここがハナセル社の評判が二分されるところのようです。

 

【H2O】:KDDIが事業譲渡後、日本語サポートがほぼ皆無と言えます。経営母体が変わりシステムにも刷新があったようで、Facetimeが利用できないなどの不具合も発生しているようです。今後、日本向けのサービスが突然停止する可能性もあり、利用するにはちょっと不安。また後程ご紹介する購買体験が、過去最悪のSIM(スマホ・携帯電話)購入体験となったため、全くオススメできません。あまりユーザー数が多くないせいか、インターネット上での悪い評判は今のところそこまでではないようです。

 

アメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯)、大手3社実際に使ってみた!

ここからは実際に筆者がアメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯)サービスの大手3社を注文し、利用してみた感想とオススメのサービスをお伝えしていきたいと思います。筆者は現在アメリカ生活は8年目、スマホは常に3台持ち、日米合わせて利用できるSIMカードを3枚は常備しているややガジェットオタクです笑。皆さんのアメリカ駐在や留学で利用されるSIMカード選びの参考にしていただければと思います。

 

アメスマ購買から利用までの様子

まずはアメスマでの購買体験をご紹介していきたいと思います。アメスマは実店舗を持たず、SIMカードとスマートフォン(携帯電話)をオンラインでのみ販売を行っており、その分利用者によりお得な価格でサービスを提供しています。

 

 

まずはアメスマのホームページにアクセスし、SIMカード(もしくはスマホ+SIMカードのセット)を注文します。

 

SIMカードは$9.99です。

 

こちらはスマートフォンのラインナップです。人気のSIMアンロック状態のiPhoneがお手ごろな価格で入手できます。これ以外の機種でも問い合わせからリクエストすると対応してもらえるようです。ラインナップに掲載してあるスマートフォン・携帯電話以外を希望される方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

アメスマ料金プラン

 

月額のプラン料金です。ウルトラライトプラン$25は電話200分、テキスト4G LTE高速通信2GBが含まれていて、ウルトラギガプラン$55は電話も高速通信も使い放題です。これはアメリカ現地の大手キャリアで契約するよりもかなりお得なプランになっていて、人気がありそうです。

 

アメスマのSIMカードとスターターキット

 

注文してから数日でSIMカードが到着しました。スターティングガイドとSIMカード、SIMカードをスマホから抜き差しできるSIMピンが同梱されていました。SIMサイズは標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMが一体となったタイプで、ご自身のスマホの規格に合わせて切り取ることができます。SIMフリーiPhoneであればナノSIMの形に切り取りましょう。SIMカードの入れ替えができるSIMピンが入っているのは便利でおすすめポイントですね。SIMカードの抜き差しについては、『アメリカ現地SIMカードの入れ替えって実際どうやるの?』をご参照ください。また、アメスマのYouTubeチャンネルで、SIMカードの交換の様子が動画でも確認できます。

 

アメスマでの通信スピードテスト

 

渡米前に、携帯電話番号がメールで通知されます。渡米後、いくつかの州でテストしてみましたがカバー範囲は特に問題を感じませんでした。ただ、少し郊外や、国立公園など自然豊かなエリアだと電波が入りにくいと感じることもありました。速度に関しては安定して下りで20Mbps、下りで15Mbpsは出ているので、外でYoutubeを見たり、運転の際にGoogle Mapを使っても全く問題ありません。T-Mobileで電波の入り具合が気になる方は、アメスマVerizon版のファーストプラン$49.99も検討してみると良いでしょう。

 

Hanacell購買から利用までの様子

続いて、アメリカSIM(スマホ・携帯)サービスの老舗であるHanacellを見てみましょう。

 

Hanacellのホームページ

 

まずはHanacellのホームページにアクセスし、SIM(もしくは携帯電話)と書いてあるボタンをクリックします。

 

HanacellのSIMカード

SIMカードは通常$9ですが、この時はプロモーションを実施していて、SIMカード代金が$1になっていました。2019年8月6日までのプロモーションのようです。この時期に注文できるとお得にSIMカードをゲットできますね。

 

Hanacellのスマホ

こちらはスマホのラインナップです。アンドロイドとガラケーを販売しています。人気のiPhoneがないのはややマイナスポイントでしょうか。SONYの携帯電話も現地で購入すると$100程度のものなので、携帯端末は可能なら自分で調達するのが良さそうです。

 

HanacellのSIMプラン

 

月額のプラン料金です。オススメは$49プランと書いてありますが、高速データ通信4G LTEは2GBしかないので、アメスマやH2Oの$30プランと同等のサービス内容です。月々$20程度の差ですが、年間で考えると$240も違うので、ちょっと高いかなーという印象。$29.99以下のプランは従量課金のため、思いのほか利用してしまった場合、高額請求されてしまう可能性もあるので利用には要注意です。筆者は学生時代にデータを使いすぎて超高額請求がきたことがあり、それ以来、従量課金恐怖症です笑。

 

HanacellのSIMカードとスターターキット

 

注文してから数日でSIMカードが到着しました。アメリカ配送の場合、利用開始日が指定できず、SIMが届く前で実際にはサービスが使えない状態で課金がスタートしてしまいました。大した金額ではないですが、ちょっと損した気分になります笑。届いたパッケージにはSIMカード、スターティングガイドと納品書、友達紹介のチラシが同梱されていました。そんなに大きな問題ではありませんが、SIMカードを入れ替えるSIMピンが入っていませんでした。SIMピンがなくても、クリップで代用は可能なので、詳しくは『アメリカ現地SIMカードの入れ替えって実際どうやるの?』をご覧ください。

 

Hanacellの通信スピードテスト

 

渡米後、いくつかの州でテストしてみましたが、こちらもT-Mobile回線ですが、カバー範囲は特に問題を感じませんでした。ただ、少し郊外や、国立公園など自然豊かなエリアだと電波が入りにくいと感じることもありました。速度に関しては安定して下りで20Mbps、下りで15Mbpsは出ているので、外でYoutubeを見たり、運転の際にGoogle Mapを使っても全く問題ありません。電波のカバー範囲でご不安な方は、アメスマのVerizon版をオススメします。

 

H2O購買までから利用までの様子

最後は、H2Oです。H2O自体はアメリカ人向けにも展開している格安SIM業者(MVNO)ですが、KDDIグループでなくなった後の状況はどうなっているのでしょうか、早速見ていきましょう。

 

H2Oのホームページ

 

まずはH2Oのホームページにアクセスし、ショップと書いてあるボタンをクリックします。。

 

H2OのSIMカード

H2Oスターターキットを選びます。SIMカード代金は$9.99。日本配送は行っておらず、代理店経由での販売のみのようです。アメリカ配送は自社で行っているようです。またH2Oはsimフリー端末の販売を行っておらず、アメリカの周波数帯に対応しているSIMフリースマホを持っていない方は、どこかで別途、携帯電話を購入する必要があります。周波数帯に関する情報は、後程の章でご紹介していきます。

 

H2OのSIMプラン

 

月額のプラン料金です。$30プランは通常3GBの高速データ通信付ですが、この時は初回3ヶ月のみ、+3GBのプロモーションを行っていました。

 

H2Oの注文画面

 

このページの日本配送のボタンを押すと、代理店を紹介するPDFページが出てくるだけで(オンライン申し込みの導線でPDFって初めて見た笑。。。)、注文ができませんでした。代理店経由での注文の仕方が良くわからず、結局アメリカ受け取りで注文しました。注文してから1週間経過しても、SIMカードが届かないので、メールで問い合わせ。そこから1週間経っても返信がなかったので、アメリカのサポート電話に連絡。日本語対応しているとのことで、その番号にかけるも1時間以上待っても繋がらず、自動で電話が切られてしまいました笑。

 

日本語サポートはほぼ機能していないようなので、英語で問い合わせをしてみることに。名前と注文番号を伝えたところ、なんと注文が見つからないと言われてしまいました笑。H2OのアメリカのウェブサイトとH2O Wireless Japanのウェブサイトは違う部署が運営しているために、どうしようもないとのこと。その後、返金だけでもしてほしいとお願いし、数人たらいまわしにされた後、ようやく日本人と繋がり、無事返金手続きが完了しました。

 

日本から問い合わせするとしたら国際電話になるし、そもそも英語で話さないといけないなどで日本語サポートをしているサービスとは言い難い状況でした。KDDIグループの傘下にある時はサポートレベルも良かったのかもしれませんが、今では残念ながら全くオススメできるサービスレベルにないと思います。

 

アメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯)、3社利用後の感想

結論としては、筆者のオススメは圧倒的なコスパを誇る『アメスマ』のSIMを渡米前に購入するということです。$55で通話もSMSも4G LTE高速データ通信を使い放題で利用できるサービスは全米を見渡しても他にありません。また、T-Mobileの電波が不安な方には米国で最大のカバー率を誇るVerizonでもサービス提供しており、バックアッププランも非常に優れています。

 

次点はHanacellで、ほとんどSIM(スマホ・携帯)を利用しない利用者にとって、料金を安く抑えられるのは魅力的です。ウェブサイトの作りもきちんとしてますし、利用中のサポートもとても丁寧でした。ただ、それなりにSIM(スマホ・携帯)を使う方は$49以上のプランに加入する必要があり、そのプランよりはアメスマの使い放題プランのほうがお得感があるということで、2位とさせていただきました。

 

この2社に比べて大きく劣るのがH2Oです。SIM(スマホ・携帯電話)を利用するまでの手続きが複雑なのに加え、筆者が体験したトラブルは、高水準のカスタマサービスに慣れている日本人向けのサービスとしては、正直、物足りないと思います。アメリカでのH2Oの評判もあまり良くなく、日本向けサービスもいつまで継続するか不透明なため長期で利用するには心配ということで、今回は第3位としました。

 

今回お伝えした情報が、皆さんのアメリカSIM(スマホ・携帯)選びの一助になれば幸いです。少し専門的な内容も含んだ情報となってしまいましたので、少しわかりにくかったと感じる読者の方もいらっしゃると思います。他にもブログで比較記事を書いていらっしゃる在米日本人の方もいますので、そちらも併せてご参照いただければ幸いです。

 

■参考記事

【比較3社】海外SIMカード、日本で買えるアメスマ・ハナセルを比較

 

続いて、アメリカに短期で留学や出張で行く方向けのプリペイドSIMサービス大手3社をご紹介します。

 

アメリカ短期滞在用プリペイドSIM、日本語対応大手3社は?

2019年8月現在、ハワイを含むアメリカで利用できるプリペイドSIMサービスで、日本語対応で受け付けている大手3社は、アメシム、MOST SIM、ZIP SIMの3社です。最近では成田空港で海外用Wi-Fiレンタルをするよりもだいぶ安い値段で利用できるのでSIMカードタイプの人気が出てきています。それぞれどんな会社、サービスなのか、早速見ていきましょう。

 

アメシムとは?

アメシムのホームページ

アメリカ長期滞在用SIM(スマホ・携帯電話)サービスのアメスマを提供するMMTM, Inc.が、アメリカ短期滞在用向けのプリペイドSIMもAmazonで提供しています。90日以内の留学や出張で利用できるのがこのアメシムになります。

 

最大の特徴は、業界最安値の電話、SMS、4G LTE高速データ通信を使い放題のT-Mobile回線プリペイドSIMが5日間2,480円で利用可能なところです。

 

ホームページ:https://ame-sim.com/

 

※追記(2021年10月):アメシムは2020年4月以降、コロナウイルスの影響でサービス停止致しました。

 

MOST SIMとは?

MOST SIMホームページ

MOST SIMは2005年に設立された国際モバイル通信サービス会社です。アメリカの大手携帯会社のAT&TとT-MobileのプリペイドSIMをインターネット上で販売しています。

 

特徴は、アメリカの2つの大手携帯会社の通信サービスを選べる点です。AT&TのプリペイドSIMのほうがカバレッジも広いため、T-MobileのプリペイドSIMより少し値段が高めに設定されています。

 

ホームページ:https://mostsim.com/

 

ZIPSIMとは?

ZIP SIMホームページ

ZIPSIMはカナダ系のRoam Mobility Holdings Inc.が運営しているアメリカ旅行者向けのプリペイドSIMカードサービスです。

 

特徴は、T-Mobile回線を利用したMVNOサービスで、事前の登録手続き等無く利用可能な点です。

 

ホームページ:https://zipsim.us/

 

アメリカ短期滞在用プリペイドSIM、オススメは?

実際に3社のサービスを利用してみた結果は後程ご紹介するとして、アメリカ短期滞在用プリペイドSIMのオススメ度合いは以下の通りです。

 

【アメシム】☆☆☆☆☆

【Most SIM】☆☆☆☆☆

【ZIPSIM】☆☆☆☆☆

 

結論から申し上げますと、アメリカ長期滞在用SIMカード(スマホ・携帯電話)の会社ほどサービスレベルに差がなく、どれも素晴らしいサービスでした笑。続いて、実際に各社のプリペイドSIMアンロック版をそれぞれ利用した様子をご紹介していきます。

 

アメリカ短期滞在用プリペイドSIM、大手3社実際に使ってみた!

ここからは実際に筆者がアメリカ短期滞在用プリペイドSIM大手3社を注文し、利用してみた感想をお伝えしていきたいと思います。皆さんの短期でのアメリカ旅行や出張、留学で利用されるSIMカード選びの参考にしていただければと思います。

 

MOST SIM購買から利用までの様子

続いて、MOST SIMを見てみましょう。

 

MOST SIMのAmazonページ

 

期間に応じてSIMカードを選びましょう。MOST SIMはT-Mobile版とAT&T版が選べるので、渡米する地域に応じて選ぶと良いと思います。郊外などではAT&T版がおすすめです。

 

MOST SIMの商品表側
MOST SIMの商品裏側

 

注文してから数日でSIMカードが到着しました。今回はT-Mobile版5日間利用できるプリペイドSIMを購入しました。同梱物は、SIMカード、SIMピン、利用ガイドです。こちらもアメシム同様、事前にSIMカードの番号を登録する必要がありますので、忘れずにウェブサイトで登録しておきましょう。

 

MOST SIMのスピードテスト

 

飛行機の中でSIMカードを入れ替えておきましょう。渡米後、スマホの機内モードを解除したところ、サービスの利用を開始できました。テキサス州フリスコでテストしてみましたが、通信速度は特に問題を感じませんでした。

 

ZIPSIM購買までから利用までの様子

最後は、ZIPSIMです、早速見ていきましょう。

 

ZIPSIMのAmazonページ

ZIPSIMはT-MobileのMVNOで、データ通信の利用は1GBまでと制限があります。速度制限も利用者の混雑具合によってかかりやすい傾向にあります。

 

ZIPSIMの商品表面
ZIPSIM商品の裏面

注文してから数日でSIMカードが到着しました。同梱物は、SIMカードと利用ガイドのみで、SIMピンは入っていませんでした。一方、ZIPSIMのSIMカードは事前に登録手続き不要で、SIMカードをスマホに挿入するだけで利用できる仕様です。

 

ZIPSIMのスピードテスト

 

到着後、SIMカードを入れ替えたところすぐに利用できました。アメシムやMOST SIMと同様のテキサス州近郊でテストしましたが、快適にインターネットを利用することができました。

 

アメリカ短期滞在用プリペイドSIM、3社利用後の感想

先ほども少し述べましたが、アメリカ短期滞在用のプリペイドSIMに関しては、値段やサービスレベルともにどこもレベルが高く、あまり大きな違いはありませんでした。Amazonにも多くのレビューがあるので、ネガティブな投稿が少ない商品を選ぶと良いでしょう!

 

アメリカで使うSIMを買うなら

とても本文が長くなってしまいましたが、結論としては、アメリカで使うSIMを買うなら、迷わずアメリカSIM・携帯電話通販サイトのアメスマをおすすめします。本文中でも述べておりますが、コスパが良い、キャリアを選べる、日本語対応もしっかりしているというのが主な理由です。日本にいながらアメリカの携帯電話の準備ができるなんて、本当に良い時代になりましたね笑。賢くアメリカ生活を始められるように早めに準備してしまいましょう!

 

アメスマPR

 

またアメスマでは、YouTubeチャンネルで渡米時に必要となる情報やアメリカ現地での生活お役立ち情報を定期的にアップしていますので、ぜひそちらの動画もチェックいただけると嬉しいです。

 

アメスマYouTubeチャンネル

 

WRITER

【🇺🇸生活、起業、経営、投資情報発信】アメスマ社長@テキサス州ダラス。MBO&事業売却後、日米4社オーナー経営中。慶應/UC Irvine交換留学。🇺🇸11年目、Accredited Investor、投資先は米国医療機器ベンチャー。NuFund、Link-J所属。趣味:旅、サッカー、テニス、ポーカー、グルメ

アメリカSIM・携帯、徹底比較〜アメスマ/ハナセル/H2O【2025年最新版】

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