アメリカのステーキ、ナンバーワンはどれだ!?【2022年最新版】

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ステーキ

アメリカが世界に誇るグルメと言えばステーキですが、全米でどれくらいの店があるかご存知でしょうか?クラシックなステーキハウス(ステーキ専門店)だけで数えてみても5,000店舗以上あり、80,000名以上雇用を創出している一大産業の一つとなっています。そんなアメリカに来たら絶対に外せないステーキ、各地にいろいろな名店がありますが、今回は筆者が完全に独断と偏見で、全米で訪問すべきステーキレストランをご紹介していきます。

 

執筆は2020年10月、2022年2月に加筆修正を加えた情報です。

 

アメリカのステーキレストランについて

アメリカステーキの歴史

アメリカ国旗

まず現在のようなクラシックなアメリカのステーキハウスが誕生したのは東海岸の大都市、ニューヨークで1900年代中頃と言われています。直接的な起源としては2つの種類が存在し、the Beefsteak Banquetとthe Chophouseが後のステーキハウスになったと言われています。

 

なぜニューヨークだったかと言うと、当時ステーキの外食は限られた富裕層にしか味わえないものであり、男性が政治的な集まりをするための場であったBanquetでステーキやステーキを挟んだサンドイッチが食されていたそうです。またもう少し一般大衆向けの店としてChophouseがありましたが、ステーキ以外にもラムやベーコンなどのメニューもあり、種類に富んだものだったようです。

 

エリアとしてはニューヨークの中でもミートパッキングと言われるマンハッタンの一部の地域がステーキハウスのメッカとなっていました。市民戦争があった1868年にオープンした店は数多く、しかもそれらの店は現代でも生き続けているというのだから驚きです。当時開発されたハッシュブラウンやクリームスピナッチなどのステーキハウスの定番サイドメニューは今でも根強い人気を誇っています。

 

歴史の話を聞いているだけで、なんだかお腹が空いてきますね笑。それでは早速、全米の各エリアごとに人気のステーキレストランをご紹介していきます!

絶対に訪れたいステーキレストラン(西海岸編)

カリフォルニアのビーチ

 

BOA Steakhouse – West Hollywood (California)

BoAのステーキ

アメリカでSushiやRobataのレストランを展開するInnovate Dining Groupが運営するBOA Steakhouseはハリウッドでセレブたちにも人気のレストランです。Googleなどで情報を調べていると、YoutuberやTikTokerなどのインフルエンサーがよく訪れる店としてリストアップされています。ロサンゼルスに出張や観光で訪れた際に、是非一度は行ってみたい店の一つですね!

 

Cole’s Chop House – Napa (California)

Cole's Chop Houseのステーキ

カリフォルニアワインの一大産地として有名なNapaで食べられる美味しいステーキと言えばこのお店。こじんまりとしたNapaのダウンタウンですが、様々なジャンルの名店が揃い、いつも賑わっているエリアでも、一際人気のCole’s Chop Houseは長年地元に人々に愛されています。サンフランシスコやシリコンバレーからも車で行ける距離なので、週末にはCole’s Chop Houseのステーキとナパワインを飲むのが贅沢な時間の過ごし方となっているようです。

 

Island Prime – San Diego (California)

Island Primeのステーキ

サンディエゴでステーキを食べたくなったら、Island Primeに行ってみましょう!サンディエゴの空港近くの入江状になった島の先に店舗を構えています。店からサンディエゴのダウンタウンを眺めながら食べるステーキは格別です。店の雰囲気も良く、空港からのアクセスも良いので、カリフォルニア最南端の都市サンディエゴに行く機会があればぜひトライしてみてください。

 

RingSide Steakhouse – Portland (Oregon)

RingSide Steakhouseのステーキ

最近ではビールやワインの生産地としても有名なオレゴン州ポートランドを代表するステーキ店がこのRingSide Steakhouseです。60年以上の歴史を持ち、数多くの賞を受賞している名店です。地元のビールやワインの品揃えも豊富で、出張や観光でポートランドらしさを味わうにはうってつけのお店と言えるでしょう。

 

Prime – Las Vegas (Nevada)

Primeのステーキ

ラスベガスには全米各地から大人気レストランが次々と出店し、しのぎを削っていますが、ステーキレストランもその一つです。そんな数あるラスベガスのステーキレストランの中でもオススメしたいのがこのPrime。かの有名なベラッジオホテルの中に店舗を構えています。ラスベガスは基本的にカジュアルな格好で歩いても問題ないですが、このPrimeはドレスコードとして短パンやサンダルでの入店は断られる可能性があるので、訪問する可能性がある方は襟付きのシャツと長いパンツを履いて、お洒落をして行くと良いでしょう。

 

アメスマの紹介画像

 

絶対に訪れたいステーキレストラン(中西部編)

アメリカ中西部のイメージ

 

Al Biernats – Dallas (Texas)

Al Biernatsのステーキ

続いてご紹介するのが中西部を代表する都市、テキサス州ダラスのアップタウンに位置するAl Biernatsです。テキサス州は全米で最大の肉牛産出州で、2位のオクラホマの倍以上の肉牛を全米に届けています。そんな競争の激しいテキサス州で飼育された牛は、全米の有名ステーキ店などに順次卸されていきますが、このAl Biernatsはその中でも特に品質の良い肉牛を仕入れ、提供しています。地元雑誌に何度も掲載される名店です。ダラスを訪れた際はぜひ一度行ってみてください。

 

B&B Butchers & Restaurant – Houston (Texas)

B&B Butchers & Restaurantのステーキ

B&B Butchers & Restaurantは全米でも指折りの大都市ヒューストンが本店のステーキレストランです。ダラスの隣街のフォートワースにも2号店を展開しています。この店の売りは、全米でわずか29店舗しか存在しない、日本神戸牛協会にオフィシャルに認定された店ということであり、ヒューストン、フォートワースの2店舗ともノミネートされています。牛肉の品質にとことんこだわったステーキは一食の価値ありです!

 

Gibsons Bar & Steakhouse – Chicago (Illinois)

Gibsons Bar & Steakhouseのステーキ

Gibsons Bar & Steakhouseはシカゴに本店を構えるバー&ステーキハウスです。1989年の創業から、グルメタウンであるシカゴの人々の胃袋を満たしてきました。クラシックな雰囲気と本格的なアメリカらしい豪快なステーキが堪能できます。シカゴ名物のシカゴピザとここのステーキは外せないですね!

 

Kayne Prime – Nashville (Tennessee)

Kayne Primeのステーキ

ウイスキーで有名なテネシー州の大都市ナッシュビルで有名なステーキ店と言えばこちら、Kayne Primeです。著名な経済誌であるForbesでは“THE BEST STEAK IN NASHVILLE AND SOME OF THE BEST STEAK I’VE HAD IN THE COUNTRY.”と絶賛されました。2000年創業、ステーキハウスのクラシックさと新しい要素を取り入れる革新さが売りとなっています。

 

Tony’s of Lexington – Lexington (Kentucky)

Tony's of Lexingtonのステーキ

2015年創業と比較的新しくできたTony’s of Lexingtonですが、Trip AdvisorやTasting Table などのサイトではケンタッキーでナンバーワンのステーキハウスだと絶賛されています。ショートリブやフィレミニョンがオススメです。また、地元で有名なバーボンなどの蒸留酒も提供しています。

絶対に訪れたいステーキレストラン(東海岸編)

ニューヨーク

 

Peter Lugar – Brooklyn (New York)

Peter Lugerのステーキ

ニューヨークどころか全米で知らないステーキファンはいないのではないかという抜群の知名度と人気を誇るのがこちらのPeter Lugar。マンハッタンではなく、川を隔てた向かいにあるブルックリンエリアで長らく地元の人々や観光客に愛されているお店です。ここは電話か来店しないと予約を受け付けてくれないので、日本人の出張者や観光客には少しハードルが高いですが、訪問の価値ありの絶品ステーキが味わえます。個人的なオススメはポーターハウスステーキ、ベーコン、クリームスピナッチです。ステーキ好きならぜひ一度はチャレンジしてみましょう!

 

Sparks – Manhattan (New York)

Sparksのステーキ

1966年創業、こちらもニューヨークではとても有名なステーキハウス、Sparks。1985年、このステーキハウスの目の前で射殺事件があったことは今でも有名で語り草となっています。Zagatなどのグルメメディアで取り上げられた回数は数知れず、ここもニューヨークに行くなら一度は行っておきたいお店の一つと言えるでしょう。マンハッタンに位置しているため、Peter Lugarと比べるとアクセスは良く、観光客や出張者の方にもオススメしたいお店です。

 

Boston Chops – Boston (Massachusetts)

Boston Chopsのステーキ

マサチューセッツ州ボストンに店を構えるのがこちらのBoston Chops。フォーブスや地元メディアのみならず、SNSでも多くの人々から人気を得ているのがよくわかるステーキハウスです。ここの共同オーナーであるブライアン氏は元々ピアニストでしたが、18歳の時に飲食業界で初めて働くことになり、やがて知り合ったもう一人の共同オーナーであるクリス氏とボストンを代表するステーキハウスに成長させました。クラシックなステーキはもちろんのこと、ボロネーゼやスカンピ(手長海老)などイタリアンを感じさせる逸品も楽しめます。

 

Butcher & Singer – Philadelphia (Pennsylvania)

Butcher & Singerのステーキ

ペンシルバニア州フィラデルフィアを代表するステーキハウスがこのButcher & Singer。1940年代のハリウッドをイメージし、ステーキメニューだけでなく店内の雰囲気や内装にこだわった名店です。オススメは28日熟成させたトライエイジのポーターハウスや50ozの巨大トマホークリブアイです。ぜひアメリカらしい豪快なステーキが味わえるButcher & Singerでフィラデルフィアの思い出を作りましょう。

 

Knife & Fork Inn – Atlantic City (New Jersey)

Knife & Fork Innのステーキ

Knife & Fork Inn は1912年にオープンしたプライベートクラブ”the Commodore”が前身のステーキハウスです。その後何度か店舗のオープン、クローズを繰り返しながら、2005年の大規模なリノベーション工事を経て、最終的に今の形に落ち着いていきました。熟成させたカウボーイステーキをはじめ、定番のサーロインやフィレミニョンも楽しめます。

 

Palm Restaurant – Washington (DC)

Palm Restaurantのステーキ

1926年にイタリアのパルマからニューヨークにやってきたPio BozziとJohn Ganziがオープンした店がこのPalm Restaurantの第一号店ですが、このPalmという言葉の語源はなんと彼らの出身地であるパルマ(Parma)のスペルミスから来ているそうです笑。今ではWashington DCのみならず、シカゴやロサンゼルスのビバリーヒルズなどにも展開しています。約100年の歴史を誇る名店で、ぜひ一級品のステーキを堪能してください。

絶対に訪れたいステーキレストラン(チェーン店編)

アメリカのステーキチェーンのイメージ

 

Ruth’s Chris Steak House

Ruth's Chris Steak Houseのステーキ

Ruth’s Chris Steak Houseは全米展開しているステーキレストランで、NASDAQにも上場しているアメリカの飲食業界を代表する企業の一つです。メキシコ、香港、台湾、カナダなどにも進出し、なんと東京にも店舗展開しています。1965年創業の歴史あるステーキハウスですので、地方であまりお店の選択肢がないような時にはとても重宝します。

 

Morton’s The Steakhouse

Morton’sのステーキ

Morton’s The Steakhouseは1978年にシカゴで誕生したステーキチェーンです。元々の始まりは、店であるシェフが振る舞ったハンバーガーがとても美味しく、それを売り出していたところ、ステーキも一緒に提供するようになり、最終的にはステーキ専門店に変化していったという歴史があります。Morton’s The Steakhouseで使用しているビーフは全てプライムビーフで、全米でも2%しか該当しない貴重な限られた牛肉を提供しています。安定した美味しさが売りとなっています。

 

Pappas Bros. Steakhouse

Pappas Bros. Steakhouseのステーキ

歴史は1897年まで遡り、当時ギリシャからの移民であったパパス氏がテネシー州、テキサス州、アーカンソー州でレストランをオープンしたのが始まりです。息子がその店舗を引き継ぎ、事業を拡大、最終的には80店舗、中西部を中心に展開するまでに至りました。Pappas Bros. Steakhouseは大規模チェーン店とローカルレストランの中間にある存在で、多くの地元の人々から愛される存在です。店内もシックな造りで、店内に焼かれる前の牛肉が各部位ごとにディスプレイされていて、クオリティへのこだわりを感じます。

 

Del Frisco’s Double Eagle Steak House

Del Frisco's Double Eagle Steak Houseのステーキ

Del Frisco’s Double Eagle Steak Houseは1981年創業のステーキチェーンで、主にアメリカの大きなモールに展開しています。USDAのプライムビーフを使用しており、熟成された味わい深い牛肉の旨味が楽しめます。雰囲気もラグジュアリーで、接待などにも向いているステーキハウスと言えるでしょう。。

まとめ

ステーキの種類

いかがでしたか?あなたが知っている、もしくは行ったことがあるステーキハウスは登場していましたか?まだ行ったことがないお店があれば、ぜひ一度ご訪問されてみることをお勧めします!アメリカでご自身が最高だと思うステーキハウスを見つけてみてください。

 

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WRITER

【🇺🇸生活、起業、経営、投資情報発信】アメスマ社長@テキサス州ダラス。MBO&事業売却後、日米4社オーナー経営中。慶應/UC Irvine交換留学。🇺🇸11年目、Accredited Investor、投資先は米国医療機器ベンチャー。NuFund、Link-J所属。趣味:旅、サッカー、テニス、ポーカー、グルメ

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