ソフトバンクのアメリカ放題を携帯プロがオススメしない理由とは?(2022年版)

アメリカのスマホ

ソフトバンク風の犬

 

皆さんは、アメリカ放題というサービスをお聞きしたことがありますか?大手携帯会社のソフトバンクが提供する、ソフトバンクとの契約があれば、アメリカでも電話や通信が追加料金なしで利用できるという大変お得なサービスです。ソフトバンクの携帯電話をお使いで、これからアメリカに行こうとされている方は、既に検討を利用されているかもしれません。

 

サービスの概要を聞くととても便利そうなこのソフトバンクのアメリカ放題ですが、アメリカ在住歴8年を超え、携帯業界に長く携わる筆者は、アメリカに半年以上の中長期で行かれる方には、実はその利用をオススメしていません。それにはいくつかアメリカ特有の通信事情があるからです。そこで今回は、アメリカ放題を米国在住の携帯プロがオススメしない理由と、アメリカ放題の代わりとなるサービスをご紹介させていただきます。

 

ソフトバンクのアメリカ放題概要

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アメリカ放題は、ソフトバンクと契約中の利用者が、アメリカ本土やハワイなどに滞在している時に、アメリカの携帯会社Sprint(スプリント)のネットワークでの通話やデータ通信、メールがし放題のオプションサービスです。2014年9月からサービス提供を行っており、2016年6月末までキャンペーンを行っていましたが、その後一時キャンペーンは停止となりました。

 

しかし、特に申し込み等不要のサービスであったため、キャンペーンの停止を知らされていない利用者が多く発生したことから、2016年の7月にキャンペーンを再開し、2022年2月現在もサービスを提供しています。

 

アメリカの携帯会社Sprint(スプリント)は、2013年7月にソフトバンクに買収され、ソフトバンクグループになりました。アメリカ放題はソフトバンクがこの関係を活用し、日本人がアメリカに旅行や、留学、駐在などで訪れる時にそのまま携帯電話を利用できる無料サービスとして実現しました。

 

しかし、アメリカの各通信キャリアのCDMA回線の停波などが理由で、使えないエリア、端末が2022年は特に増える可能性がありますので、詳しくはソフトバンク社のホームページをご確認ください。

 

アメリカ放題をオススメしない理由① ~電波が繋がりにくい~

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まずアメリカ放題をオススメしない一番の理由が、Sprint(スプリント)の電波が大変繋がりにくいところにあります。Sprint(スプリント)はアメリカの携帯会社で4番手という位置づけですが、昔からそのカバー範囲や通信品質は今一つと言われてきました。アメリカで生活している人でSprint(スプリント)の音声や通信品質について聞かれて、ポジティブな返答をする人がいないくらい、使い勝手が悪いのが実情です。日本の場合、国土が狭く、通信設備への投資がアメリカほどは大きくならないので、3大携帯会社で通信品質にそこまで大きく違いはありません。

 

しかし、アメリカは日本の国土の約26倍もあるため、携帯会社によって通信のカバー範囲や通信の品質が大きく異なります。大手のVerizon WirelessやAT&Tが品質の信頼性が高いとされており、T-Mobileは上位2社ほどではないものの、通信の品質が高くなってきています。残念ながら、Sprint(スプリント)はこれらの会社に大きく水をあけられている状況が続いており、今ではT-Mobileとの合併話も進んでいるほどです。

 

ソフトバンクの携帯電話をそのまま利用できるという点では便利ですが、アメリカ現地で電話や通信を利用できなくては意味がありません。アメリカ放題の利用を検討している方は、アメリカ現地の友人知人にアメリカ放題(Sprint)の繋がり具合や評判を聞いてみると良いでしょう。

 

アメリカ放題をオススメしない理由② ~現地の友達とやりとりしにくい~

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続いて、アメリカ放題をオススメできない理由は、アメリカ現地の友達とやり取りしにくいというところです。アメリカでは、いまだにLINEなどのアプリではなく、携帯電話のSMS(テキストメッセージ)を利用する方がとても多いです。もしアメリカ放題でソフトバンクの携帯電話でやり取りをする場合、相手にとってその電話番号はかなり見慣れないものとなり、ちょっと変な空気になること間違いなしです。

 

しかも通常、携帯電話のSMS(テキストメッセージ)はアメリカ国内の携帯会社同士であれば無料ですが、アメリカの携帯電話からソフトバンク(日本)の携帯電話にSMS(テキストメッセージ)を送る場合、国際SMS(テキストメッセージ)ということになります。この場合、ソフトバンク携帯のアメリカ放題利用者は無料でSMS(テキストメッセージ)を受信できますが、アメリカの友人知人は利用プランによってやりとりが有料になってしまう可能性があります。

 

SMS(テキストメッセージ)だけでなく、通話も相手にとっては国際通話となり、違和感を覚えてしまう方も多くいらっしゃると思いますので、長期においてアメリカで生活をされる場合、アメリカ放題で日本の電話番号を利用するのではなく、アメリカ現地の電話番号を取得されることをオススメします。

 

アメリカ放題をオススメしない理由③ ~料金がそこまでお得ではない~

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まだまだ続きます。次にアメリカ放題をオススメしない理由は、ソフトバンクの携帯使用料金がそこまで安いわけではないからです。ソフトバンクの携帯電話利用料金は平均で7,000円~9,000円程度と言われておりますが、日本の携帯電話利用にかかるコストは世界的に見てもやや高めです。

 

一方、アメリカでは、通話、SMS(テキストメッセージ)、データ通信、税金全て込みで安いもので3,000円程度から利用可能で、4G LTE高速データ通信使い放題でも7,000円程度で利用可能となっています。データ容量や通信品質を同じサービスレベルで比較した場合、確実にアメリカ現地の通信を利用したほうが安くなりますので、アメリカ放題自体が無料だからと言って安易に利用しないことを推奨します。

 

アメリカ放題をオススメしない理由④ ~サービスの継続性が不透明~

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最後に、アメリカ放題をオススメしない理由は、サービスが現在も「期間限定キャンペーン」という扱いになっており、いつ終了になるかわからない点です。実際に、2016年に一度キャンペーンの停止をした実績があり、今後も同様にキャンペーンが停止になる可能性も低くはないと思います。

 

また、それに加えて、T-Mobileとの合併により、Sprint(スプリント)の会社サービスが大きく変わる可能性もあり、アメリカ放題もこれを機会に停止となることも考えられます。アメリカ放題を利用できると思っていた矢先に、サービス停止の発表があって慌てて現地の通信環境を準備することが内容、事前にアメリカ現地での通信が使えるサービスがないか、見ておくと良いでしょう。

 

アメリカでオススメの携帯サービスは?

アメスマを利用する大志さん

さて、ここまでアメリカ放題をオススメしない理由をご紹介してきましたが、それではアメリカの携帯電話はどうすればよいのでしょうか?そんな不安を感じた方にピッタリのサービスがアメスマです。アメスマは、アメリカ現地で利用できる携帯電話(SIMカード
)を日本で契約、受取できるオンラインサービスです。Sprint(スプリント)との合併が噂されるT-Mobileの正規回線を利用しているため、通信品質にも定評があります。アメリカの電話番号をゲットできますので、アメリカ人の友人知人とのコミュニケーションに困ることもありません。

 

まとめ

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アメリカ放題はソフトバンクの携帯電話を持っている方で、アメリカに短期で旅行や出張などで行く方にはとても便利なサービスです。一方で、長期でアメリカに滞在される方にとっては、色々とデメリットも多いので、筆者は利用をオススメしておりません。留学や企業の駐在などで長期にアメリカに滞在される方は、ソフトバンクのアメリカ放題ではなく、アメスマなどのアメリカ現地で携帯電話を利用できるサービスの契約を検討してみることをオススメ致します!

 

またアメスマでは、YouTubeチャンネルで渡米時に必要となる情報やアメリカ現地での生活お役立ち情報を定期的にアップしていますので、ぜひそちらの動画もチェックいただけると嬉しいです。

 

アメスマYouTubeチャンネル

 

アメスマPR

 

WRITER

【🇺🇸生活、起業、経営、投資情報発信】アメスマ社長@テキサス州ダラス。MBO&事業売却後、日米4社オーナー経営中。慶應/UC Irvine交換留学。🇺🇸11年目、Accredited Investor、投資先は米国医療機器ベンチャー。NuFund、Link-J所属。趣味:旅、サッカー、テニス、ポーカー、グルメ

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