私のスマホ、SIMフリーなのにアメリカで使えないの?(2022年版)

アメリカのスマホ

昨今、携帯業界は大きく変わってきています。今までは携帯電話を契約しよう思ったら、NTTドコモ、au、ソフトバンクのショップに行くかヨドバシカメラなどの家電量販店で契約するのが通例でしたが、格安SIMなるものが登場しインターネットだけでも契約ができるようになってきました。昔は携帯会社を変える=携帯自体を買い替えないといけませんでしたが、その理由は携帯会社がSIMロックという他社のSIMカードを使わせない制限をかけていたからです。

 

今でもこのSIMロックはほとんどかけられているのですが、携帯が高額なスマホになりましたので買い替えずに、別の通信会社に乗り換えたいという要望が増えています。これに伴い、近年は一定期間使用をするとSIMロックを解除してくれるようになりました。また格安SIM業者は、そもそも最初からSIMロックがかかっていないSIMフリースマホと呼ばれるものを販売していることも多いです。

 

ただ、最近よく耳にするこのSIMフリーという言葉、実は海外で使用する場合はちょっとやっかいなんです。SIMフリーだからアメリカでも大丈夫!と思っている方へ、SIMフリーとは何か、あなたのSIMフリーが本当にアメリカで使えるのかをご紹介いたします。

 

SIMフリーは魔法のスマホではない

SIMロックスマホ

いやいや、お店で購入したとき店員さんに、「どの通信キャリアのSIMカードでも使えます」って言われました?その店員さんの表現は間違ってないのですが、実は条件があります。その条件とは、“日本国内では”どのSIMでも使えます、という意味です。つまり、NTTドコモ、au、ソフトバンク、その他日本の格安SIM業者(MVNO)では問題なく使用できるということです。ここでの話の中に、海外のSIMの話は含まれておりません。

 

ただし、海外のSIMは絶対に使えないというわけではなく、もちろん使える場合もあります。携帯の電波というのは国によってその規格が違います。NTTドコモ、au、ソフトバンクでそれぞれ日本の国内携帯会社でも規格は全く異なります。しかし、日本で販売されているスマホは日本の通信キャリアが使用している電波の規格がほぼ全て使えるように製造されています。私のスマホは海外製(iPhoneやGalaxy、Google Pixelなど)だから大丈夫じゃないの?と疑問に思われる方も多いと思います。

 

特にiPhoneやGoogle Pixelはアメリカが本社のメーカーなので当然アメリカでも使用可能と思うのが当たり前です。しかし、実はそうとも言えないのが現状で、その理由は、国によって製造モデルが異なるからです。日本で販売されているモデルは日本向けに作られていることが多く、特にアンドロイドはかなり日本の通信規格に合わせて作られており、海外の電波に対応していないことがとても多いので、注意が必要です。

 

どのスマホならアメリカで使えるの?

アメリカには大手通信キャリアは4社あり、Verizon、AT&T、T-Mobile、Sprintです。(2022年2月現在、SprintはT-Mobile社と経営統合し、アメリカの通信キャリアは3社体制となりました)日本で言うところのNTTドコモ、au、ソフトバンクのようなものです。もちろん会社が違うので電波の規格もそれぞれ違います。日本で販売されている全スマホ機種をリストにするのは難しいのでここでは割愛いたしますが、ご自身の持っているスマホがアメスマで使用しているT-Mobileという通信キャリアで使えるかどうかの調べ方について、今回はご紹介します。

 

【iPhone】

iPhoneユーザーにとっては朗報です。SIMロックを解除していれば、6Sを含む以降の全てのモデルでT-Mobile(アメスマ)を使用することができます。

 

【アンドロイド】

アンドロイドのスマホは要注意です!ちょっと難しい話になるのですが、調べ方をご説明します。

 

まず、使いたい通信キャリア(今回はT-Mobile)がどの電波の(Band)をメインで使っているを知る必要があります。

 

 

詳しく説明すると難しいので省略しますが、T-MobileはBand#と書かれた番号2、4、66、5、12、71という周波数帯(Band=バンド)を使って通信サービスを提供しています。この中の全てに対応していないと使用できないかと言うとそういうわけではありません。メインで使っている周波数帯が2と4です。最低でもこの両方に対応している機種でないとうまく電話や4G LTE高速データ通信が使用できなかったりします。もちろん他にも対応しているとさらに電波が良くなることがあります。

 

さて次は、日本で購入したスマホを見ていきましょう。今回はNTTドコモから2018年11月9日に発売されたSONY Xperia XZ3 SO-01Lを例にします。

 

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SONY Xperia XZ3 SO-01Lはアメスマで使えるのか?

確認する点は、このスマホがどの周波数帯に適応しているか?という点です。NTTドコモに限らずどのメーカーでもその機種のウェブサイトでスペックというところに詳細な情報が書かれています。

 

SONY Xperia XZ3 SO-01Lスペック】

NTTドコモのSONY Xperia XZ3 SO-01L紹介ページ

 

こちらの国内のLTEと書かれているところにバンド1、3、19、21、28、42と記載があり、下の方に行くと海外のLTEバンド1,3,4,・・・とあります。

 

先ほどのT-Mobileのバンド表と見比べてみてください。バンド4と5が一致しています。2つ一致しているから使えるのでは?と思いますよね。これが非常に判断が難しいところです。先ほどT-Mobileではメインの周波数帯は2と4と記載しました。今回のこのXperiaはバンド2は非対応で4は対応しています。おそらくですが、アメリカの地域によっては使えるところもあるかもしれませんが、使えないかもしれません。またバンド5も対応していますが、これはデータ通信専用の周波数帯なので電話ができません。

 

基本的に弊社ではT-Mobileをご使用になる場合は2と4の両方が使える機種を推奨とさせていただいております。片方だけで100%使用できないわけではないと思いますが、アメリカの一部地域では全く使い物にならない可能性があるということをここではご理解ください。

 

最後に

ロサンゼルス

基本的にiPhoneの場合はほとんど問題ありませんが、アンドロイドのスマホを使っていて、アメスマ(その他、アメリカでの通信サービス全般)を利用しようとする場合、要注意です。きちんと確認しないとアメリカでSIMフリーのスマホを持っていったとしても使用することができない場合がありますので事前にきちんと調べましょう。アメスマでは調べ方がよく分からないなどのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽に「こちら」からお問い合わせくださいませ。

 

【アメリカSIMとSIMフリースマホはアメスマがおすすめ!】

アメスマは日本にいる間にアメリカSIMSIMフリースマホを購入できる便利なサイトです。アメリカSIMとSIMフリースマホをセットで購入すれば、わざわざSIMロックを解除したり、周波数帯を調べたり、渡米後、アメリカSIMを買いに出かける必要がありません。詳しくはアメスマホームページをご覧ください。

 

またアメスマでは、YouTubeチャンネルで渡米時に必要となる情報やアメリカ現地での生活お役立ち情報を定期的にアップしていますので、ぜひそちらの動画もチェックいただけると嬉しいです。

 

アメスマYouTubeチャンネル

 

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WRITER

【🇺🇸生活、起業、経営、投資情報発信】アメスマ社長@テキサス州ダラス。MBO&事業売却後、日米4社オーナー経営中。慶應/UC Irvine交換留学。🇺🇸11年目、Accredited Investor、投資先は米国医療機器ベンチャー。NuFund、Link-J所属。趣味:旅、サッカー、テニス、ポーカー、グルメ

頭を抱える日本人女性

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